2020父の法事

20日、法事供養を執り行った、形式上の。目的は絆を確かめ合う集合と会食。
今から30~50年余前の期間、お袋の実家では両親の法事などを良く行い、
親戚一同が参集したもの。その実家で初顔となる遠戚とも知り合ったものだ。
僧侶を迎え法要を行い、その後、賑やかに会食、その後墓参り、の一日行事で
絆を確かめ合う場となっていた。一世代前の世代は兄弟が多いため集まる親族
数は多かった。法事は日本の良い習慣だ、と思ったもの。  今日の法事供養
は父の23回忌法要。小生より一つ年上の願い寺の住職は既に亡くなり、お願
いする事が出来ず簡略化法事。集まったのは妹と妙子さんのいつもの3人。
11時集合。仏壇に供物を供え、線香をあげ、合掌。次に念仏することにした。
ここでクレームがあがった。仏壇に仏花が無い、ご仏飯がないと。仏花は庭にあ
るビシャコで急遽代用、ご仏飯は省略した。我が家の宗派は浄土真宗西本願寺派、
お勤めの念仏を始める。その唱える聖教は親鸞聖人の「正信偈」、3人でマスク
下、小声で唱える。お経のCDが音する正信偈に合わせて教本を片手にお念仏。
後半、その教本の正信偈に出てくる漢字の一字一句が、少し気になりだした。
全て漢字だが何かを語りかけているような意味ある漢字の羅列、良く意味は分か
らないがなんとなくぼんやりと。時間はかかるが、暇なときにゆっくり味わって
みるのも良いかなと思った次第。古の親鸞聖人の教え、その意味を理解する価値
もありそうだ、この歳になれば。この正信偈、親父の叔母さん達は良く教本を見
ずに一部を唱えていた様子を見ている。この歳になれば一部の句でも記憶し、宙
に唱えることも必要では、と3人の弁。
1年半後は母親の23回忌。こうして正信偈のお念仏を約30分余で終えた。
次なる法事は27回忌。この二つの法事法要を一緒に執り行おうと考えている。
次に楽しみの会食。当初、割烹店での食事を考えたが、コロナ禍、何時もの割烹
店に12時宅配注文。Go to eatを利用し、玄関でLINEの電子決済。

今回の和室での喫食もコロナ感染に配慮。妙子さんがウィルスにとても神経質だ
から。当日の気温は高く、廊下の窓を、戸を開け、サーキュレーターで空気を排
気循環の換気。席の配置も前回同様小机を用意し、互いの向き、ディスタンスを
考慮。そして会話を伴う食事だから、今回も団扇を用意した。左手に団扇、右手
に箸。食事の後半は団扇使用がおろそかになり、注意喚起。集まって一緒に食べ
る食事は美味しいものだ。妹は昨年2月、食道を切除した。消化器官系統が満足
ではなく、10kg余の体重減。しかし、食欲は回復し、通常に戻っていた。
3人は団塊世代、そして直感の忠告。若くは無い、リスクは年々高まり、精々良
くてあと10年と思わないと、と。 アルコールの酔いが覚めたと判断し、妹を
最寄りの駅まで送った。そして暫くして妹のスマホを我が家で発見。
妙子さんはそのスマホを小生のスマホと勘違い。ケース色が違うでは無いか?!
2人の老女のお戯れ、貴女が届けなさいッ で持ち帰った。

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