続ChatGPTの衝撃
ログインすると利用に際し、事前に簡単な説明があり、終わりに
フィードバックをお待ちしております。このシステムは対話用に最適化されてい
ます。特定の回答が良かった、または役に立たなかった場合はお知らせ下さい。
試用中であり、不特定多数の多くの人の利用、データー入力で日々成長中。
現在の3月14日バージョンではエラーがよく起き、過剰負荷?!動作にムラが
あるようだ。 そこで先ず、以下のメッセージを入力した。
「東京からニューヨークまでの最短所要時間は?」と尋ねると、
生成停止と表示され、エラーが発生しました、の画面に変わった。再度尋ねる。
「東京からニューヨークまでの最短希望時間は?」と所要が希望に書き換わり、
「The longest time from Tokyo to New York.」と英語で尋ねると日本語に翻
訳された同質問に変わった。 AIが返した回答は、
「東京からニューヨークまでの最短時間は、直行便で約 12 時間 30 分です。
ただし、実際の所要時間は、航空会社、フライト番号、ルート、天候、空港の混
雑状況、入国審査と税関手続き、乗り継ぎ時間などのいくつかの要因によって異
なります。フライトの所要時間は、出発時間と到着時間によっても異なる場合が
あります。東京からニューヨークまでの最短時間の詳細については、航空会社
または旅行代理店に確認することをお勧めします。」
次に、 「ウクライナの人口は?」と入力するも、フィンランドの人口となり、
回答は「2021年時点でのウクライナの人口は、約4,390万人です。ただし、
人口は常に変化しており、正確な数値は時期やデータソースによって異なる場合
があります。」 この程度の標準質問に特段、目新しい回答内容ではない。
今回利用したのは無料版、月20ドルの有料版も用意されている。 さて、
前回のChatGPTの投稿記事から1ヶ月余が経過。今朝の新聞のオピニオン
記事はこのChatGPT、著者は竹内久美子氏、同記事の内容の一部を紹介。
①「改良を重ね、ChatGPT4では単に優秀だけでなく、我々が背筋が凍り
そうになるくらいの危機感を覚える、クリエーティブな能力を備えるに至った」
②「例えば、「米国の司法試験の模擬問題で、人間の上位10%のスコアを叩き
出す」③「指示に従って小説、エッセー、脚本、詞などが書ける。作詞、作曲も
可能。無論問題点も少なくない。」④「どうしても気になるのはシンギュラリテ
ィがやってくるのか、それはいつ頃、シンギュラリティとはAIが人間の知能を
超える技術的特異点、或いはそれによって人間生活が大きく変化するとき。
開発者の1人は、シンギュラリティが来るのは確実、問題はAIが意志を持つか
どうかである。」 記事の最後に、⑤「事がここまで進んだ以上、AIが意志を
持つかどうかと言っている場合ではない、意志を持つことを前提にすべきだ。
その際、我々としては人類が蓄積してきた英知で対抗するしかないだろう。
特に子育てのノウハウを活かしてAIを伸ばし、あしらい、なだめる・・・。
AIの生みの親は人間なのだから。」
そして、このChatGPTに対し、中国は警戒していると先日の記事に載る。
新疆ウィグル自治区の人権問題など「不都合な真実」も忖度無しで回答してしま
うため。当局は国内IT大手に対し、ChatGPTの技術を自社のサービスで
使わないよう指示し、自国版の開発に躍起という。
人類が生み出した「核」とこの種の意志を持つ?AI。どうも良くないことを想
像してしまう。技術には光と影がある。暴走を制御できればいいのだが・・・。