癌判明と心情1

一生で癌にかかる確率は2人に1人という。小生は家系から癌のリスクは高く、
危険と承知していた。が、大丈夫だと思っていた妹が罹患、これで兄弟で罹患率
の1/2の確率は消滅、大丈夫だろうと思っていた、勝手に。
わが母は大腸癌、その母の父は胃癌、母の長男は肺癌、母の子である我が輩は膀
胱癌、妹は食道癌、わが家系は癌のオンパレード。 
そんなことを思いながら15日、2回目の診察、絶食で出掛ける。今日の予定は
MRI検査と診察。予約11時45分からMRI、13時~13時半から診察で
沙汰が下る。 綺麗に撮影したいから膀胱に尿をいっぱい溜めて下さいという。
全ての金属を外し、先ず生理食塩水の点滴をしながらMRIベッドに仰向けに寝
る。下腹部に2つの鞍のようなものを載せられ少し重い。30~40分の検査。
ヘッドフォンを装着、音楽が流れている。少しでも綺麗な画像を撮ろうと身体の
微動、動きの制止に努める。大きないろいろな音がしてやかましい。途中で造影
剤の点滴を加えた。このMRI検査は2度目。初回は12年前の脊柱管狭窄症。
2時前に診察室へ。検査情報がいっぱい入り、寡黙なる医師はいろいろ説明して
くれた。予想通りの結果で暗転とはならなかった。タチの悪い癌では無さそう。
我が腫瘍、イソギンチャクのような姿。膀胱内水で生きているよう。根元より上
方に向かって成長しているようで根元に向かうと膀胱壁を浸潤する方向となる。
膀胱は安泰。治療行為の説明は「説明・同意書」に書かれている内容に基づき説
明を受ける。手術名は経尿道的膀胱腫瘍切除術。手術に伴う合併症が気になる。
腫瘍は大きめのが1~2個で残りは小さいようだ。大、小全て取り切れるか。
その一つは膀胱穿孔、麻酔状態の患者の突然の動きにより、膀胱壁に孔が開いた
場合には開腹手術とある。それを防ぐために尿道元両脇部に電極を付け、神経ブ
ロック処置を行うようだ。尿道狭窄が数週間後・数ヶ月後にあり、尿道切除術等
で対応。完全除去出来ずの再発率は50%。定期的な外来受診で検査を行ってく
ださいという。また、妙子さんが心配する前立腺に問題ありませんと言う。
手術、その後の経過、順調に捗ることを期待するしかない。
病院を訪れた切っ掛けも説明、作業、テニスの発汗後、赤茶色の尿が2日連続で
出た。即、Web上の尿の色で脱水症状チェックで判断。同色は直ぐに1Lの水を
飲み直ぐに病院へ行きましょうとあり、訪れましたと。早く病院を訪れて良かっ
た。血尿はその2回のみで以降、水分摂取量を増やし尿の色は正常である。
気の早い話だが、テニスはいつ頃から出来ますか?!とも問うた。と、大会にで
も出られるのですかと逆質問。テニスによる大汗の脱水症状の濃縮尿だから見付
かったと言えなくもない。淡い尿なら血尿が分かったか?!東京の姪はテニス中
、30分で500ccを飲めと言われているという。我が輩は当時、800CC
のボトル1本。気温上昇、高齢化により脱水耐久体力も落ちてきている。 
そしてこの治療、入院中はコロナに罹患しないこと。入院患者の面会は中止中。
まだ手術前であり、安心・安全とは言えないが、我が輩、未だがあるようだ。
診察後を見越して早速、妙子さんは心配して電話を掛けてきた。

 飛躍余談だが、明治38年東郷平八郎大将率いる連合艦隊がロシアのバルチッ
ク艦隊に、史上稀な完全勝利を収めた日本海海戦。艦船を20隻以上も沈めた戦
いは欧米諸国を驚愕させ、植民地の人々に希望を与えた。明治天皇から何故地味
な存在だった東郷を司令長官に抜擢したのかと問われ、海軍相の山本権兵衛は
「東郷はのいい男ですから」。小泉元総理も「私も首相の時に『がいい』と
言われた。は大事。人間やっぱり努力、才能もあるけどほとんどですよ」。
元首相の岸信介も首相になるのは能力とが半々という言葉を残した。
古来、指導者と運は切り離せない。永田町では「岸田首相はがいい」と語られ
ている。(2022.5.28 新聞記)

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