癌判明と心情4
今日は退院後初めての診察日、病院へ。余裕をもって到着、未払いの入院、手術
費用を支払う。治療内容を比較して感じるのが歯科治療費がとても高いと思う。
さて、手術から11日目までオムツを着用。考えてみれば大便の処理は何ら問題
はなくオムツの必要性はない。だが、尿漏れ量が多くなるとオムツ着用となる。
12日目の31日からは失禁軽く、尿取りパッドのみに。明日からパッドは不要
。今日は尿取りパッドを装着して病院へ。診察の前に先ず検尿を済ます。
呼ばれて診察室へ。検尿結果に少し潜血が出ているといわれるも、目視で確認は
出来ず。病理学検査も終わっており、癌の進行ステージを聞いた。他への転移は
なく初期の0期、0a~0isという主治医の図示説明に少し安堵した。
この膀胱癌は再発率が50%と高く、膀胱内切除手術を繰り返すと膀胱が小さく
なると言う、頻尿に。再発、再手術の確率を下げるため、今後は抗がん剤治療を
行うという説明。素直な気持ちになって聞く。抗がん剤治療の説明冊子も呉れた
。素直に従うしかない。週1回の抗がん剤治療を来週から始め、通院で計6~8
回行うという。用いる抗がん剤はあのBCG、結核予防ワクチンと同じ菌、この
生きた弱毒の結核菌を膀胱内に注入、結核菌は癌細胞に取り付き、自身の免疫細
胞が結核菌に感染したがん細胞を攻撃するというもの。
当然、副作用も起きる。個人差はあるが、頻尿や排尿痛、血尿、発熱や身体の
変調の副作用が起き、通常1~3日で治まるという。小生は6回実施。
初回は来週8月12日、満願最終日は9月16日(金)。
入院中から食事面に何ら問題はない。アルコールは控えているが、ノンアルコー
ルで代用。体力を付けなければと思い、手術後10日目から裏山へ登ったり、ウ
ォーキングを始めて、ほぼ通常生活に戻っている。
テニス開始も聞いた。膀胱に力が入らない程度のテニスならばOK。
入院中、閑だから院内の掲示板をチェック、治療情報の公開、自らの種々のカル
テ情報を公開、オープンで料金を払えば入手可能。転院を希望するなら必要な治
療履歴情報は全て提供しますというスタンス。この情報を元にセカンドオピニオ
ンにも利用できる、というもの。手術中に用いた治療薬の情報も頂いた。
ネットで調べると効能の詳細も確認出来る。患者への医療、治療内容の情報公開
、オープン化が進んでいる。各種癌についての詳しいパンフレットも配布されて
おり、患者が自分の病状を理解、納得して選択、治療を受ける事が出来る体制に
なっている。当然、今日の尿検査結果の情報も戴いた。
再発率の高い癌であり安心は出来ないが、早期に気付いて良かった。熱中症のレ
ベル判断は尿の色、この尿の色が2日(2回のみ)続いて濃赤茶色、それには直
ぐに1Lの水を飲み、赤色系は直ぐに病院に行きましょうと。素直に病院に直行
したのが良かった。尚、この赤色系の濃い尿が出たのはこの2日のみである。
そして妙子さんが良く脅かした。そろそろ前立腺癌が危ないですよと。ファンク
ラブのFさんの話や西郷輝彦も同癌で亡くなったと。この脅しも病院へ行こうと
いう動機になったのではないかと思ったり。
まだ蓄尿量が通常の半分以下と少なく、故に排尿回数もまだ多い。
上記内容は、前立腺癌、膀胱癌等、泌尿器科に共通する治療中の症状である。
参考にならないことを祈るが参考にと思う次第。胃、肺、大腸癌の検診は行われ
ているが、これ以外の定期検診はなく、癌は身体のあらゆる処に秘かに生起する
から厄介だ。 high age=high disease risk.