癌判明と心情

やっとブログを書く気になった。先日の診察結果の癌判明で気が滅入っていた。
診療所で書いて貰った紹介状を持って検査予約日の8日(金)、予約時間9時半
に栗東の大病院に向かった。17年前の人間ドック、皮膚病、脊柱管狭窄症でお
世話になっている病院。我が家から最も近い大病院へ向かいたいが、某理由で足
が向かない。妙子さんは自身の経験から京都大病院を勧めたが栗東の大病院に行
くと告げた、と、確かその大病院の院長は泌尿器科担当の医師だという彼女。
院長という立場、第一線からは離れている。
院内はとても多くの患者、同世代の団塊世代が多くを占めているのだろうと予想
。診察室に入り、症状、経緯を告げる。脇のベッドに寝て先ず、超音波診断。
塊が映り芳しくない。次に隣室で膀胱尿道からその塊の正体をカメラ画像で目視
、撮影。寡黙な医師、撮った写真を見せてお分かりだろうと癌の発言はない。
入院日、手術日を決めるという。脇に座る女性が空きを検索、当方の了解を以て
7月18日入院、19日手術日と決まった、アッという間に。何故急ぐ、悪い予
感。手術は腫瘍を掻き取ると言ったような寡黙医師。ステージを聞いたが寡黙医
師の返事はない、詳細検査前で判断情報不足?!患者を不安にするのが上手い。
担当看護師が言う、結石と思い来られて残念ですねと。診察後、即、多くの検査
が始まる。先ず、血圧、採血、尿検査、心電図検査、胸部X線、腹部CT検査
(造影剤)等。血圧値で驚いた。冷静のつもりだが、上、下圧とも値が約20も
アップの記録更新、この機器、狂っているのではないかと疑うも、機器は正常。
これらの検査中、待合室では安倍元首相が撃たれたというニュースが流れた。
次に入院要領の説明を入院担当看護師から聞き、入院、手術要領の説明を受ける
。下半身麻酔で2~3日入院のようだ。入院申込書等の書類を提出しなければな
らない。が、あるべき手術誓約書がない。次回診察日だろうか?!
次回は1週間後の明日15日。昼前に登院し、先ずMRI検査。
そして午後から診察。この時に寡黙な医師からいろいろな説明があるのだろう。

12日、妙子さんが来宅。いろいろ心配する。初診から手術までが短いことを問
題視、疑念を抱く、自分の経験上から。15日の診察、一緒に同席し、聞いて欲
しいと妹に電話、決定。しかし、MRI検査直後の説明は早過ぎるという。同検
査は1週間ほどして結果が判明と。1時間余後、妹に同席はキャンセルと連絡。
内輪でゴタゴタしたが、寡黙医師の明確な説明が欲しいものだ。 妙子さんは、
貴方は大切な人だから生きなければならない。私は1度の命を大切にするから最
善を尽くすという。私も貴方も必要とあらば東京を含め、日本の名医、大病院を
訪ねるとも言う。恐らく行動に移すだろう。彼女は小生にとても献身的だが考え
に付いていけないが、その生きたいという思いに圧倒される。
8日初診、15日に診察、18日入院、19日手術は早い。彼女も妹も癌手術の
経験者。セカンドオピニオンや転院、京大病院も考えよ、とアドバイス。最善策
をと。いろいろ話し合ったが、我が意思は固く当病院にお世話になると。
そして膀胱癌の情報、手術などをネットで一緒に調べ徐々に納得したようだ。
寡黙な医師の説明、情報提供不足で我が頭にいろいろな推測が働き、彼女の詰問
に困惑する。多くを語り、患者を安心させるのも医者の義務だろう。当方も多く
を尋問しなかったが。寡黙医師を信頼し従うしかないと。
ネット上には多くの関連情報が氾濫。膀胱癌の名医、専門医を検索。すると全国
に43名。県内は同病院同院長の1人。が、小生と余り歳が違わない高齢者。
今日もいろいろネットで調べる。良性質の癌と悪性質の癌があるようで、我が癌
は見せて貰った写真からイソギンチャクのような癌、腫瘍は1~2つでは無さそ
うだがどうも多くを占める表在性癌のようで良性質の癌のようだ。油断は出来な
いが、今後長き期間、癌治療との付き合いが始まる。
この良い情報に接して少し安堵、ブログ記事を書く気になった。

一生涯に癌と診断される確率は男性65%、女性50.2%。2人に1人が罹患
すると言うが、男性は3人に2人の割合。癌は治療して治っても手術による身体
へのダメージは大きい。胃を2/3切除、胆嚢も切除、腸の一部を取って管の代
用とするなどの手術が行われ、身体への負担も大きく、変調も来す。

処で今回、癌と宣告されて精神的にショックを受けた。翌日はため息ばかりでや
る気が起きない。絶望感やいろいろなことが脳内を交錯。が、時間と共に開き直
りも芽生えた。このショックをいい機会としたいものだ。生きている、生かされ
ている喜びに感謝し、残された時間を有意義に過ごしたいもの。
今後の人生の考えに変化も起きている。やらなければならないことも再認識。

先日、大学生協の会員の期限切れで、脱退 or 更新の手続きに大学を訪れた。
校内書店で入院時に読もうと書籍を1册。宗教本である。

担当医師の寡黙な患者対応、我が癌を癌と思っていないのではなかろうかと思っ
たり。油断が怖い。安倍元総理の狙撃事件、警護の油断大敵から生じた事件。
余り物事に動じない妹は手術で苦しんだが、癌は治る病気だと慰める。

尚、この記事は今日現在の自身の推測に基づいて書いている。明日以降、急転直
下暗転するかも知れない。 明日は診察2日目、MRI検査と診察。
診察では寡黙な医師からほぼ詳しい病状の説明があるだろう。

*関連記事  ブログ:2022.7.3  時限爆弾を抱く
       独り言:2022.7.8  暴発と爆発

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


生活・健康

前の記事

時限爆弾を抱く
生活・健康

次の記事

癌判明と心情1