お金の循環

始まった我が家の外装リフォーム工事、天候にも恵まれ順調に捗っている。
外装リフォーム、余り乗り気でも無いのだが、経年節目だからやることにした。
お金も消費しなければ、とも思っていたから。妙子さんにその内心を打ち明ける
とそれはいつも言っていますね、と返ってきた。
昨年秋にはご近所2軒が同リフォーム、内一軒は壁面がタイル面で大きな変化は
ない。我が家はモルタル壁、今回少し色調を変えることにした。2つの色で迷っ
たが無難な色を選択、リフォームの名の通り、イメチェンとして現れるだろう。
コロナ禍下、お金の循環が急に滞ると店が、会社が潰れる。原因は事業経営では
なくコロナウィルス感染。法律で以て人為的に人の往来に制限を掛けると客足は
減り、店、会社はあがったり。収入は途絶え資金繰りに困り潰れる。これを避け
ようと国はあの手この手で支援金を国民に店に事業者にばらまく対応策を図るが、
このことで逆に人の往来が増え感染者も増える二律背反。この感染抑止の切り札
はワクチン!!しかし、敵も然る者、変幻自在?!に変身変異していく厄介者。
リフォーム工事、外壁洗浄や養生は若者3人組が行った。手抜き?!の疑いで再
洗浄もしたが、彼らの外観上の印象は一寸なのだがそれとは異なりまぁ素直だ。
我が歳の差から孫のように思えてしまう。小生が早婚ならばこのくらいの孫がい
てもおかしくない。次の塗装工事は年代が上がった3人組。なにわナンバー車で
8時半に訪れる。大阪から高速で1時間余という。我が団地は高速道のICに近
く便利。彼らは気さくに挨拶し、黙々と塗装作業に熱中する。

我が上から目線でいえば、彼らに仕事を与えている、作っていると言える。彼ら
はその対価としてプロの塗装技術を我が家に提供している。お金が社会に循環し
ていく。随分昔の不景気の時、勤務した元会社の高名な創業者が週刊誌上で語っ
た事を思い出す。国民に向かって10万円使って下さいと。今で言えば20~
30万円?!そうすれば景気は良くなりますからと。コロナ禍で経済の血液、お
金の循環の大切さを実感している。各国政府もお金の貧血で困ったところに対し
て多額のお金を社会に供給している。この供給した国のお金は国民のお金、国民
全員の借金となり何れ国民全体で返さなくてはならない。
10年前の東日本大震災、その復興工事は国家予算で以て進められている。その
多額の復興費の捻出は特別復興税として25年間、法人税、所得税として徴収さ
れている。処でこのお金、誰が持っている?!多くは高齢者、誰もが老後の蓄え、
もしもの時、病気などへの備えで蓄えている。そして格差社会の富裕層に企業。
この高齢者が持つ動かぬお金を国は何とか社会に導き出そうと知恵を絞る。孫世
代への一定額の出費には相続税を掛けません、ふるさと納税等と。お金を多く消
費するのは現役世代に若者。高齢者は活動範囲も狭く活動も鈍く、消費は限られ
る。高齢者の持つお金、上手く振る舞わなければ子の兄弟喧嘩も起きる。詐欺に
も狙われる。山中教授は研究資金に寄付を呼びかける。死ぬときは国家に税金と
して納めて永遠の眠りに就く。ただ、お金は一夜にして実質価値が下がることも
起き得るから・・・・・。誰もが追い求め、消費し循環する怪しげなお金である。
貨幣の3大機能。①交換(決済)②価値尺度③価値の蓄蔵、とある。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


スポーツ

前の記事

生涯スポーツ
社会・政治

次の記事

歯医者と本