2020誕生会
正月と盆の年2回、互いの絆を確認する催しを行っている、小生の宴でもある。
小生の生まれた日はお盆、その誕生日にいつも全員集合、だが、今年は例年より
1週間遅らせた。割烹点に対し、ゆっくり盆休みをとってくださいという配慮。
今回も集まったのは最少人数の寂しい団塊3人、妹と妙子さんの常連2人。
昔はこの盆と正月、5月祭りにお袋の実家に全員集合、叔父さん夫婦を入れると
多いときで20名余が集まり賑やかに絆を確かめ合った。宴の後は全員で先祖の
墓参りに出掛ける。今では叔父さんの多くが他界し、その実家も無くなり、その
賑やかな催しが途絶えて20年以上が経つ。当時、親父とお袋の兄弟の合計は
14人、戦争世代の多子世代だったが、その後、大きく家族構成も変化してい
る。フェイスブック仲間の元同僚、孫を合わせた集合写真が載っていたが、その
集まった人数に驚いた。ザッと20人(再確認)はいるだろう、大家族、親族、
羨ましい限り。家運隆盛に向かう家もあれば、衰退に向かう家もある。
小生の家運も落ちるところまで落ち、幕尻まで落ちてノコッタノコッタの後が無
い。このような家族環境、少子高齢化で多く見られる現象、過疎地、田舎では
人口減少で多くの空き家が生まれている。
今回の宴、妙子さんからコロナ感染予防の要望があった。3密対策の。
大事な人(小生)を守るために座の位置、向きに注意を払うようにと要望する。
小生は私にとっても、妹にとっても、XXXにとっても大事な人であるから感染
に注意せよという。主催者でもある小生は、会話による唾の相手への放散を防ぐ
ために団扇3本を用意し、感染対策とした。話すときは口元に当てて話すという
もの。座の配置は長方形の座敷机の長手方向に二人が対面して座り、小生はその
真ん中に庭に向かって座ることとした。が、神経質な妙子さんがクレームをつけ
る。座の位置はそのままで、私は+小卓を前に置き、対面ではなく庭に向かって
座ると譲らない。小生と妙子さんは庭に向かって座り、妹は我々の横顔を見る向
きに座ることになる。しかしである、貴女は話すとき、何故首を90度回して、
話すのか、妹に向かって話すのかと、それでは意味が無いではないか?!と牽制
する。身体は庭方向に向いているも、会話するときには相手の目を、表情を見て
話すから首は回る。いい加減である。中程で一度窓を開放し、空気を入れ換える
密閉対策。このような性格であるから、コロナ発生以降の2月から3ヶ月余拙宅
を訪れるのを控えた。どうやら自身もコロナが怖いが、小生を感染から守るのが
一番ということのようだ。小生にもしものことがあれば私はとても困りますから
と・・・。子供のいない彼女の置かれている立場を考えると納得出来るもの。
小生が対応した団扇、一度も用いることは無かった。いいアイデアであるのだが。
歳とともに食が細る。昨年からランクを落としたが、お持ち帰りが発生する。
さて、今もかけ声倒れ?!でなかなか進まぬ終活、中でも重要、且つ大事な問題
を残している。もう行動するときだと自覚する、無責任に放置することは許され
ない。妙子さんのアドバイスも受け、そろそろ卵を割る時期が来たと思い始めた、
遅きに失したが。
種々の情報交換をし、絆を確かめ合い、満足して二人はお帰りになった。が、妹
の残務も残っている。しばらくの間、妹に対する小生の役割、仕事が待っている。
まぁ、身内であれ、必要とされることは良いことだ?!と思いたい。