講演会2つ
大学の講演会を1ヶ月以上前に申し込んだ。その講演会は今日の午後から。
約1ヶ月前の10月9日は「校友の集い」イベント。この時もオンライン講演会
を聞いた。日本酒とおつまみの缶詰が届き、飲みながらいろいろなオンラインイ
ベントを楽しんで下さいという学園祭行事である。
その時招かれた講師は宮家邦彦氏「激動の世界情勢アフガンから台湾まで」と題
して質疑を含め約90分の講演、多くのスライドを用いて。以下に短く部分説明
。今年米軍がアフガンから撤退し、変化が起きている。対中国戦略にシフト。
旧帝国が現状を変えようとする動きが世界で起きている。ロシア帝国、オスマン
ペルシャ帝国、新「漢」帝国など。アフガニスタンは平地が殆どなく山岳高地で
東西南北にはいろいろな部族が住んでいる。四方にはパスチュール(パキスタン)、
イラン、ムガール帝国、ウズベキ系(中央アジア系)。この地域は地政学上の
「力の真空」地域。アフガニスタンは「帝国の墓場」。ロシア、米国などが統治
に失敗、退場。ロシアの国力は今後低下(プーチン後は二流国に)⇒ 中国が脅威
となるだろう。だから今後、米・ロ連衡の「外交革命」も起こりえる。
「勢いと偶然と判断ミス」から新常態(戦争)も起きる。(例:1930年の日
本の大陸侵攻)。何故中国は空母を持ちたがる?!勢力範囲(外洋)の拡大。
中国の歴史は領土の膨張、縮小の繰り返し。万里の長城は周りからの侵攻を防ぐ
ために築いた。周辺国が強いと小さくなり、弱いと領土が大きくなっている。
いま米国の指揮官はNo Tank(戦車)と言っている。アフガンでは必要、
南シナ海では不要。中国の戦略は接近阻止/領域阻止。米国の対中戦のシュミレ
ーションでは勝てない。米国は空母など巨大で高価で移動困難な兵器。中国は
無数のミサイル、移動容易、無人、精密誘導の武器で優位。中国は2030年に
「中所得の罠」に入る。飢饉、疫病、邪教の3つが揃うと国内動乱要因となる。
中国国内の統治が崩れ動乱となると日本は大きな被害を被る(難民)。
次に、今日は出身学部の同窓会のZOOM講演会が14時から。前回にはあった
見逃し配信がないから午後からのテニスは断念。この学部同窓会、最近はコロナ
禍でオンライン開催。コロナ前までは丁度秋のいい季節と言うことで京都へ出掛
けていた。今日の講師は小説家の真山 仁氏。「ハゲタカ」視点で見る日本経済。
なぜ、日本には自由経済が徹底されないのか、がテーマ。スライド説明無しの口
頭講演。時折、語尾が聴き取り難く、我が聴感も低下し、理解出来ないことも。
以下に簡単に部分説明。昔、日本は護送船団方式と言われ、横並びの同じ経営。
行政が介入、指導、監督で業界最適を目指す。銀行業界がその代表。今は弱体化
した半導体産業も行政が介入、半導体の分野別に企業に配分。株式投資も国内投
資家を優先し、外国投資家を規制した。株式の持ち合いの安定工作。最近では外
国投資家が入ってきている。バブル以降外国人投資家が投資を増やしている。
米国のダウ平均株価は36,000円、日経平均は30,000円。この差は
1/130である。東芝が経営危機に陥った。基幹産業を要する大企業、切り売
りの整理縮小。株価を維持しようと投資家の追求を恐れ、不正会計を行った。
株価はどうでも良い。もの造りは良い物を造っていれば気にしなくても適正値が
つく。それを株主、投資家に良い顔をしようと不正会計、外国投資家から疑念、
追求、信用失墜。日本は経営が悪くなると早期退職や出向を行う。欧米などはド
ライな首切りの社員切り捨て。日本はWetな社会。欧米などの企業の社長は日
本と比較できないくらいの社長給与。テスラの経営者のイーロンマスクの資産は
36兆円、トヨタの時価総額を上回る。勝つか負けるか、強欲は善。だからゴー
ンはもっと給与をくれという。外国のヘッジファンドも強欲。欲望の塊である。
これが自由経済。誰も助けてくれない社会が資本主義。これに反し、聖書には良
いことが書いてある、出来ないから書いてある。が、社会への寄付文化も発達。
このように見ると日本は制約が多い自由経済、社会である。狩猟民族と農耕民族
の差が現れ、個人主義が徹底している。
*注)講義映像、音声等を許可なくスクリーンショットや写真・動画・音声で記
録すること、またそれらを第三者に共有、公開することを禁じられています。
2021.11.6
酒 量
今朝の新聞の投書相談。小生と同じ70代、無職の男性。
『大のアルコール好き。毎日夕方の4時から、ビール大瓶5本、焼酎3合、延
々4時間。妻は料理が最高に上手で、美味しいおつまみを作り、酒の相手もし
てくれます。これは家族に迷惑、身体にも良くない。夕食は長男夫婦と孫2人
の6人の夕食は6時過ぎから。せめて酒量を減らしたいが中々難しい・・・』
これは妻が加担者。好きな料理を作る喜び+アルコール中毒患者の組合わせ。
夫婦、家族ほのぼの家庭の様子が浮かぶ、が、良き状況判断、タイミング。
以前のテニスクラブに嫁さんは料理を作るのがとっても上手、沢山作ると嘆く
若者、彼は既に肥満体。羨ましいことだが、料理好きな嫁さんには要注意?!
我が毎夜の酒量、夏は缶ビール500+缶チュ350ml。冬は日本酒1合半
+缶チュ350ml。時折、脱線。適量を吞んでいる。父親の影響?!
父は1升瓶をX日で吞むと決めていた。恐らく6~7日で飲み干していたのだ
ろう。毎晩吞む小生にお袋は言った。マイホームを建てるため、父は40代に
なってから飲酒を始めたと小生を戒めた。が、意に介せず、当時の小生、鍛え
方が足らないから、飲酒後30~60分横になった後、夕食を食べ始めるから
なかなか片付かないとぼやいていた。母の料理は上手かった。父は晩年まで酒
量を厳格に守っていた。しかし、宴会では良く羽目を外した。雰囲気に吞まれ、
酒量が増す。小生も遺伝子を確実に引き継いでいる。酒は吞むことも吞まれる
ことも必要だ。元職場では飲酒は必須条件?!上層部まで上り詰めた上司の酒
の鍛え方を観ている。それから時折訪れるMさん、よく羽目を外し、一時断酒。
2021.8.30
いつか寿命
高血圧の薬を毎朝1錠服用している。汗をかくシーズンになると半錠に割って
服用、1週間余前から。起床後の朝食前に一度血圧を測ってみようと水槽脇に
ある血圧計を取るとカフ(腕帯)が、辺りが一面水浸し。どうも水槽の水位レ
ベルが下がるなと感じ、補水していたが・・・。排水し調べると底から僅か水
が滲み出る。シリコンコーティングの経年劣化の水漏れ、10年余経過してい
る。予定外の仕事が増えた。金魚を戸外の手水鉢に移し、小さなガラス水槽を
先ず掃除。水槽を捨てるのも難儀、ネットで調べ、補修を試みることに決定。
寿命はいつかは来るもの。良い機会、水槽の置き場所も変えてみようか?!
2021.5.28
中国の火星着陸
中国探査機火星に着陸、と今朝の新聞。不思議に2部も投函。 さて、小生は、
1ヶ月程度の短期間、何度か中国へ(2004~2012年)。行けば、時間があれ
ば兎に角街中を歩く。中国を知るには庶民の生活を知ろうと裏通りを歩く。
中国のシリコンバレーと言われる北京の中関村も訪れた(2004年)。東京の
秋葉原を大きくしたような街。秋葉原は電気商店街、中関村は+電子回路を研
究開発、制作している現場印象だった。当時の中国の国家目標は欧米の技術に
追い付け。中国は人口世界一、故に競争が激しい。一人っ子で家族の期待もか
かる。豊かになりたいとハングリー精神旺盛で貪欲。満腹の日本人とは目の色
が違う。優秀な人材を国家が吸い上げる。書店も必ず訪れた。大都市にある書
店はとても大きい、文理の高度な専門書が並ぶ。学ぶには事欠かない。
中国は共産主義国家、命令一つで民家を壊し街中に真っ直ぐな道路を造ること
も出来る、短期間に。目標を決めたら狡猾、技術(海亀、技術窃盗、技術移転)
を手に入れ猛進。が弱点は権威主義の独裁国家。
惰眠する日本、刮目するには再び貧困の民まで陥らなければならない?!?!
火星探査機着陸の技術力についてyahooに一般投稿された内容を以下に紹介。
JAXA的川泰宣名誉教授
「政府が総力をあげて取り組んだのだろう。技術は非常に高いレベルにあると
言える。先行した米国やロシアの情報を手に入れてもいるだろうが、三つのミ
ッションを同時に行うのは従来の計画の立て方から考えると常識外れ。
たいしたもんだ」と舌を巻いた。
石田雅彦:ライター、編集者
ノーベル物理学賞を受賞した中村修二氏は、十年くらい前にこんなことを言っ
てました。「中国の研究者、若い人、学生は魚なら野生の鮎。日本の人はもう
養殖鮎みたいな感じで全くハングリー精神がありませんね。日本はもうモノ作
りで中国にかなわないでしょう」 中村氏に、なら日本はどうすればいいのか
と聞くと「受験制度を根本から変えなければダメでしょう。東大ヒエラルキー
の頂点を目指すというくだらないことで、若い人のエネルギーを無駄にしてい
る。個々人の個性や才能を伸ばしてあげるようにし、暗記科目ばかりの大学受
験はやめるべきです」
rokさん(研究職)
中国は恐ろしいほど成長している。その危機感は洒落になっていない。既にマ
ネなどというレベルではなく一流科学雑誌に掲載される論文数も内容も、また
国際出願特許や独自技術とその引用数も今では日本よりも圧倒的に多い。
nature index でも中国科学院がハーバードやドイツを抑えて一位。日本はトッ
プ10にも入っていない。人口が多い国はそれだけで天才の数は多くいるわけだ
が、金や政治利権とは無関係にこれらの人材を吸い上げる仕組みが機能してお
り国を挙げて優秀な人材を世界中に送っているので、金持ちかどうかで進学が
決まる日本はどうしたって高等教育システムでひどく劣っている。以前は中国
学生を受け入れる側だったが、今では中国からは日本に優秀な人材は来ない。
日本が中国に出る逆になっている事も国内ではあまり知られていない。
金持ち優遇教育とかしてないで、もっと危機感を持つべきだと思う。
jocさん
エンジニア、技術者を大切にしない日本企業。「会社員なんでしょう、他の職
種と同じ給料でいいじゃない」なんていって悪平等なんだよな。その挙句に中
国や韓国、台湾に引き抜かれて国力低下。日本の経営陣の意識改革が必要だ。
また、研究職に金を出さず、日本学術会議のようなところに金を出す日本政府
にも落ち度がある。国家ぐるみで研究と技術革新をしている中国、韓国、台湾
との差がますます広がる可能性がある。
jayさん(中国人)
技術職として日本の大手製造業で働いてる中国人です。最初日本では技術職の
給料は営業職とほぼ一緒ということを聞いてびっくりした。中国では、特にテ
ンセントや華為のような会社は技術職の給料はすごい高くて、ほかの職の給料
は普通ですよ。もし日本みたいな各職種はほぼ同じ給料を貰う制度があれば、
難しい技術職を誰が選ぶの?
uniさん
中国はここ180年ばかり調子悪かったけど、もともと歴史と文化の中心だった。
だけど、ずっとコケてた中国を見続けてきた立場からすると、中国は恐ろしく
発展してるな、となる。中国は歴史のメインストリームにあった国であり、周
辺の国々に色々な影響を与えてきた国だから、そういう底力を持っているよね。
これで政治が良くなったら、確かに世界一を狙える国。中国とは仲良くしたい
のは山々だが、今の中国共産党政府とは仲良くはなれないわね。
psyさん
特に最近、中国及び中国系と思われる研究者の論文が多い。3年前の学会で
中国の教授が、これまでの我々はイミテーションだったが、これからはイノベ
ーションを披露出来るでしょう、と発表を〆ていた事を思い出しました。
このハングリーさが今の日本人には無いので負ける可能性が高いと思う。
他に多数の投稿記事あり。掲載されてる上から7つを掲載しました。
2021.5.16
コロナと平均寿命
我が親父の兄弟は5人。その子供は計10人、各は従兄弟関係になる。
小生は団塊世代、その従兄弟、小生の年齢±2歳の範囲に9人が入り、-3歳が
1人で従兄弟は塊である。40年余前の当時、小生と1歳下の従兄弟は共に長男
坊、この2人は親の悩みの種、結婚しないから。しかし、お袋の身体に変化が起
きた、原因は小生。これを機に気楽な独身生活を終え、妥協した。
今から約50年余前、親父から聞いた話。二人合わせて50歳で結婚し、150
歳まで生きるのが理想と、今では150歳 ⇒170歳~180歳と長寿化。
1947年当時の日本の平均寿命は50歳代。
コロナウィルスの勢いが増している。昨日の滋賀県の感染者は74人、過去最高
8日現在の国内の感染者は63万5207人、亡くなった人は10,846人。
日本の2019年の平均寿命は男81.41歳、女87.45歳と高齢、前年に
比べ各0.16歳、0.13歳伸び、8年連続のプラスという。
しかし、2020年はコロナウィルス感染症でマイナスに転じ、平均寿命は世界
的にも縮むのだろう。統計上に汚点、傷跡として歴史上に残ることになる。
2021.5.9
親からの虐待
テレビは基本的には18時以降にスイッチを入れる。
何時も言っているが、観る放送局は殆どがNHK総合とNHKBS。
昨夜の総合放送のクローズアップ現代+
”親を捨ててもいいですか?” 衝撃的な番組タイトル。
立派な大人の40~50代の子の心境告白である。それは親から受け
た暴力、暴言の虐待と束縛が原因。「死んでくれ」と内心唱える。
だが、その心の葛藤、動揺と行動対応は複雑である。
最も強い信頼関係で結ばれる親子、その信頼関係が長年一緒に暮らし
た親の子への暴力、暴言の虐待で壊れている。親子の信頼関係が壊れ
たらその反動は大きい。その親の老後、終末期には否が応でも向き合
わなければならない。虐待暴力を受けた年齢、期間でその心の傷の程
度は大きく異なる。 我が間接的体験からの感想+。
2021.5.7
灯台下暗し
歳とともに誰もが悩む腰痛、二足歩行の宿命。我が腰部、狭窄症で神経を圧迫。
時折、一瞬力が入らず、抜ける。下肢の血の巡り、浮腫のような感覚もする右脚
。処で4~5年前、無償で手に入った、使ったことのない新品マッサージ器があ
る。処分するにも困っていた。不要品バザーにでも出そうかと邪魔物扱い。
だが本日、突如想起来!!腰部のマッサージに使おうと思い付いた、何故今頃に
なって想起来?!とても遅きに失した。椅子に座ったときには姿勢矯正にもなる
。今の我が腰には好適品。痛めている腰部の最適マッサージ器、使用感もGoo
d。これぞ正にボ~ッとしていたことになる!!ただ、効果の程は解らないが。
2021.4.28
2021食事会
正月の集合は中止とした、コロナの影響で。その代わりに3月に行うと。先日、
その食事会を行った。妙子さんはウィルスを恐れている。自分も怖いが、貴方た
ちに移してはいけないと言う思いが強い?!という。座席配置も口出しする。
話すときは団扇を口の前に、食べるときは団扇を逸らし口内に物を運ぶ。徐々に
団扇動作がおろそかに。リビングでも座る位置を気にし、対面には座らない。
今年初めて訪れたのは2人の老女。情報交換である。Go to eatの期限も
迫っていた、が3ヶ月延期となった。3~4年前のように豪華に並んだ会席料理
を食べたいが食べられない、量が多くて食べ切れない。食事量が落ちているから
最近は松華(花)堂弁当で舌鼓。それでも残ってしまう。食後の感想、食べられ
ないなぁ、と述懐。 これはその記録、日記である。
2021.3.16
虐待暴力
昨年度の児童虐待被害最多の2172人と載った。
警察が摘発した件数は2133件、過去最多。顕在化した件数であり、実際には
もっと多くの件数が潜在しているのであろう。年々増加しているとある。虐待の
疑いがあると児童相談所に通告した件数は約10万7000人。年齢別では10
代前半が最も高い。被害の内容は身体的虐待が8割超、他に性的、心理的、育児
放棄など。加害者は71%余が男。実父が45.6%、養父・継父の13.7%
小生も娘もこれが素因で人生に多大な影響を受けた、受けている。娘は翻弄され
るもどうすることも出来ない。運命と言えばそれまでだが。この暴力の後遺症は
世代を超えて影響が及ぶ。まして父親から暴力を受ければ、受けた本人は心理的
、精神的に大きな影響(心的外傷)を受ける。昔から起きていて今に始まったこ
とではないが。溺愛するほどに我が子に愛情を注ぐのが親なのであるが・・・、
真逆の行動、とても理解できない。加害者が精神的病の持ち主なのであろう。
我が子への暴力で以てストレスを発散している?! 正気の沙汰ではない。
経験則からの談。
2021.3.14