ラオスの旅

東南アジアのラオスへ旅。ゆっくり、のんびりしたスローライフを感じるという
社会主義の国。本来はミヤンマーに行きたいのであるが、国内の治安が乱れてお
り諦めた。当初はエジプト、トルコ旅行を計画したが日程が折り合わず。
優先する予約診察日とタイミングが合わず。日程の関係でラオス行きを昨年12
月に決定、予約。事前にラオスの情報を調べるまでもなく出かけた。
東南アジアの最貧国の一つ。首都はビエンチャン、海に面していない国にはメコ
ン川が流れている。旅程は2月11日~18日の8日間
1日目:11日
空港集合は7:30分、関西空港10時発のベトナム航空機に搭乗。りんくうタ
ウン駅前のホテルに前泊。出発当日、まず空港4Fの旅行会社の団体受付カウン
ターに向かい、受付を終え、搭乗手続き、手荷物検査、出国検査後、レストラン
に向かい朝食、そして搭乗口へ。今回の旅の参加者は全14名、男4名、女10
名。関空から7名、成田から7名、ホーチミン空港で全員が合流する。
女性添乗員は成田から出発。だから、関空からの搭乗者は合流地点のホーチミン
空港の出発ゲートへ各自で向かわなければならない。ホーチミン空港の乗り継ぎ
案内標識に従い進む。搭乗口で全員が無事合流。ホーチミン空港からカンボジア
のプノンペン空港経由でラオスの首都ビエンチャンに向かう。
4つ星ホテルに着いたのは22時(日本時間24時)。現地の男性ガイドは60
歳代のリーさん。2年間日本に留学したという日本語。まず現地通貨と両替。
リーさんが事前に準備してくれている。日本円5000円=675000KIP也
バス走行約10km/日
2日目:12日
ホテル9時発。ビエンチャン郊外観光。オーストラリアが支援した友好橋に向か
う。メコン川にかかる橋、橋の中央が国境のタイ国。1日4便?の列車が通る。
運良く列車が走ってきた。街の第一印象、主要国道の13号線を走るが国道脇は
ゴミだらけ、汚い、全土がこのような状態だろう。
また昨年の南米ブラジルと同じだが、電柱には電気と通信のケーブルが過密に、
乱雑に架線している、まるで鳥の巣のような状態。鳥が巣を作っていた。

友好橋
ブッダパーク

今日訪れたのは、オーストラリア協力の友好橋、ブッダパーク、午後からは
タートルアンパトゥサイワットシーサーケートへ。バス走行約76km/日

タートルアン
パトゥサイから見下ろす

3日目:13日
ホテル9時発。
国内移動。ホテル9時発、ビエンチャンからパークセイへ空路移動、約1時間。
チャムパーサックへ。道路が未発達のため、空路で国内移動。午後から観光。
バスで移動だが、即気付く。道路脇のゴミの散乱が全く観られないここは。世界
遺産の街だから清潔にしているようだ。その世界遺産のワットプー遺跡公園へ。

ワットプー遺跡
未整備で荒廃している

着くと前日の満月の夜にお祭りが行われ、遺跡前の広場は一面ゴミが散らかって
いる、すごいゴミの散乱。その目の前は世界遺産。捨てるゴミ箱は無いようで、
ゴミ行政は機能していない。同遺跡、カンボジアのアンコールワットより古い。
子供が生け贄にされたという石跡も。古い貴重な遺跡だが修復は未着手、荒れて
いる。あちこちに明らかに遺跡の築造の一部と思われる石が沢山転がっている。
一見の価値ある遺跡だが、訪れていた観光客は少ない。
今日は、心配していた我がチョンボが起きた。空路で移動した際、パスポートが
入ったショルダーバッグを機内に忘れた。足下の前席下に置いていたが、放置し
て降機。スーツケースが出てくるのを待っていると、欧米人が我がバッグを頭上
に掲げて持ち主を探している、アッ、我がバッグだ、ありがとう私の所有物で
す、助かった。以降は機内の天井の荷物室に入れることにした。
バス走行約86km/日
4日目:14日
ホテル8時発。バスで移動、シーパンドーンへ。コーンパペンの滝を見学。
食事後ボートでコーン島へ移動、トゥクトゥクに乗りソンパーミットの滝へ。
トゥクトゥクに乗り、ドンデット(島)観光。のどかな農村、欧米人がサイクリ
ングしている。旧宗主国のフランス人?!と勝手に判断。牛が放牧されている。
ボートにてシーパンドーンへ、バスにてパークセーへ移動。
牛をよく見かける。高速道脇を歩いてもいる。ガイドのリーさんに訪ねた。
高速道で車と放牧の牛がぶつかった。どちらが悪い?!牛が悪いという。
法律で決まったそうだ。放牧管理の問題。
バス走行約345km。
5日目:15日
ホテル9時半発。
午前、パークセー市内観光。ワットプーサラオ、ラオス日本橋を訪れる。
日本橋は宿泊ホテルから眼下に見える。バスにてワットプーサラオへ、屋外には
沢山の仏像が鎮座している。コンクリート製で金色のペンキで塗装。

タイ国境に向かう日本橋(ホテル眼下)
日本橋(現在地 青丸)
右端は仏像ではなく生身の不動のお坊さん、よく観ないと解らない(ワットプーサラオ)

この寺院の高台からの眼下には日本橋、その袂には工事中止で廃墟となった建物
群が見える。タイ国境近くで外国人目当てのカジノ施設だったのだが、許可が下
りなかったようだ。場所も悪い、この寺院の眼下に位置している。
次は空路で約1時間40分のルアンババーンへ移動。世界遺産のルアンババーン
観光。ワットビスンナラートワットタートルアンを観光。

4つ?の少数民族

ルアンババーンでは大型バスの乗り入れ禁止。トヨタの小型ハイエース2台に分
乗。夕食は子供が踊る情緒豊かな可愛らしい民族舞踊、観るのも食べるのも忙し
く、食事も旨い。バス走行約49km/日
6日目:16日
ホテル9時発。午前はクアンシーの滝見学。午後はルアンババーン旧市街観光。
ルアンババーン国立博物館ワットマイワットシェートンプーシーの丘から
の夕日鑑賞
。多くの階段を登って行かなければならない。夕日鑑賞は多くの観光

クアンシーの滝
短パンは御法度、布の腰巻きで入場(ワットマイ)

客で十分な鑑賞位置の確保が困難。夕日と眼下の街並みが美しい。
夜はナイトマーケットへ、布製の刺繍の土産物を買い入れた。
日本の仏像は瞑想の薄目表情、ラオスの仏像の目は見開いている。
バス走行約128km/日
7日目:17日
ホテル5時40分発、托鉢風景を観光。観ると思いきや托鉢に参加。朝6時頃に
肩にタスキを掛けてお坊さん群を待つ、少し明るくなった6時半頃にお坊さんの
一行が現れた。餅米を差し入れる。観光化されており、托鉢見物の客が多い。
その足で朝市に向かう。多くの人出、観光客だ。 次は、
メコン川クルーズに向かう。クルーズ途中、サーハイ村を散策、手作りの、機織
りの布製商品を陳列、単純製法の蒸留酒を生産、販売している。村人は素朴だ。

托鉢を終えた離席の空椅子
ラオス料理は美味しかった(餅米小籠:右下)

メコン川を約3時間余をクルーズ。中国新幹線の橋梁下を通過。パークウー洞窟
を観光。脊柱管狭窄症で痛くて、頂上行きは断念し、帰国の途へ。
バスの走行距離は約9km/日。ルアンババーンから空路ハノイに向かう。
ここで現地ガイド、運転手とお別れ。少し感傷的になっているガイド、握手をし
て分かれる。若い運転手に僅かに残った現地通貨を渡し、搭乗手続きに向かう。
ルアンバンバーン19:20発のベトナム航空で約1時間でハノイ空港着。
ラオスのルアンババーン空港では19時前には空港内の売店は閉店。
他方、ハノイ空港ではオールナイト営業、この差は何だ。同空港で各自が夕食、
が一気に日本と同様の料金に上昇した24米ドル消費、高い。4時間半の空港待
ち合わせでハノイ1:00発のベトナム航空で帰国の途へ。関空7時前着。

国道脇を集団牛歩
ガイドのリーさん勧めるおつまみ、カエル

今回の旅、出かける前から腰と歯の調子が悪かった。だが体重は1kg増えた。
料理は全て美味しかった。ホテルもラオスで全てが3~4つ星級ホテル、満足。
初日に泊まったホテルは日本の総理も泊ったという高級ホテル。
このホテルのオーナーはラオス一番の富豪。食のタンパク質は牛、豚、鶏、メコ
ン川産の魚。ラオスの主食は餅米が7~8割。白米、赤米の餅米が昼、夕食のレ
ストランで主食として必ず出てくる、自然の素材で編んだ小籠に入って。
少し固めで多くて完食は出来なかった。ホテル以外の昼、夕食レストランでは
必ず小瓶ビールを注文。大体30,000~40,000KIP/瓶。ラオスで使った
お金は1万円未満。ラオスは隣国のタイと同じ仏教国、寺院、仏像が多い。
ラオスは発展の遅れた農業国、国民は素朴という印象、のんびり暮らしす社会主
義国、入国審査に時間がかかった。その働く姿を観て社会主義体制に納得。
人口は740万人。中国の華僑の進出が進んでいる。中国人が100万人在住、
今後も増えるだろう。ラオスの主な輸出品は豊富な水量の水力発電の電力に金、
金鉱石等。道路の未舗装率が高い。少ない主要国道を外れると地道。
地道に強い日本車の占有率は70~80%!?作業運搬を兼ねたトヨタのピック
アップトラックがとても多い。隣国のトヨタタイの生産車だろう。
今回は2度、航空機で国内移動。飛行機に車にボート、トゥクトゥクに乗った。
最終日のルアンババーンのジュリアナホテルから観える超豪華な建物、屋敷。
ラオス2位の富豪、コーヒーで財をなした文字が読めない女性実業家の住まい。
ガイドはベトナム人と言っていたがラオス人?!
社会主義国、富豪の実業家は国の役人と袖の下で繋がっている。
尚、旅の記録写真は二眼レフカメラとiPhoneの2つで撮影。

*加筆推敲中

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