長岡花火と黒部アルペン

日本の3大花火大会は新潟の長岡花火、秋田の大曲花火、茨城土浦花火という。
昨年8月、NHKBSで花火大会の中継を観た。秋田出身の柳葉敏郞がゲスト出
演、地元秋田の2022年大曲花火大会。この大曲花火のテレビ中継を観ていて
、花火は生で観るのが本来の花火鑑賞。と言うことで翌23年の花火大会を観に
行くことに決定。即、23年5月のカレンダー上に花火大会ツアー予約と記入。
5月カレンダーに従い、ネット検索し、ツアーを申し込んだ、だが既に満杯。
やむなくキャンセル待ちで申し込む。7月始め、空き発生の連絡が来て確定。
翌日、ネットで決済。ツアー会社からの旅の資料等の郵送はなく、全てネット上
の資料から取得する。良く観ると新潟長岡花火大会+α立山黒部アルペンルート
3日間(8月2日~4日)とある。何れも初の体験コースである。
小、中、高校の頃の花火大会、地元で花火大会が毎年恒例で行われていた。隣町
でも開催、身近なローカル花火大会だったが、既に元地元ではなくなっている。
当時は今のコンピューター制御による花火と違い、間延びした単発打上げ花火。
今回、大阪発の京都駅で指定車両内で合流する。最寄りのバス停に出掛ける。
と、半分ほど来たところで忘れ物に気付く。必須のスマホを失念、小走りに逆走
する、時間は無くなり、リュックを道端に放置の小走り。朝、畑の、観葉の水や
り、水切れ対策後にシャワーを浴びたが汗が噴き出る。この先、何が起きる?!
1時間以上の時間余裕を取っており、次発のバスでも十分だが、予定を優先。
京都駅0番ホームで待つも「はるか」が停まっている、発車時刻になっても。サ
ンダーバードがホームに入れない列車トラブルで10分遅れの11:20出発。
我が輩同様、出だし不調。次なる停車駅は福井駅。隣の予約席は空席。福井駅か
ら乗車という。後刻知ったが、北海道、九州からのツアー参加者もいるという。
金沢駅で新幹線に乗り換え富山駅へ。8分の乗り換え時間だが、遅れ挽回出来ず
、到着10分遅れで間に合わない。添乗員は新幹線の発車時刻を調整中という。
交渉成立?!こうして新幹線の始発時刻は10分遅れの13:38に発車。
金沢-富山間を往復のみ運行だから出来ること。富山まで23分間の北陸新幹線
初乗車。富山駅からバスで高速道を走行し、新潟の長岡市の花火会場に向かう。
17:20長岡ICを出るも17:30から渋滞でバスが動かない。マップで現
在位置を確認するも、画面が変わらず、ネットも繋がらない。スマホの電源を
OFF、ONするも状況変わらず、ネット回線のパンク?!同花火大会は2、3
日の両日で人出は100万人とも言われている。LINE、同電話も不通。
約2時間の回線マヒ。ドコモ回線の復旧は花火が終わった頃だった。
車内で弁当を食し、18:45信濃川河川敷縁の市営陸上競技場駐車場に到着。
バス、バス、バス。団体桟敷席エリアを書いた入場カードを首に掛けて指定のエ
リアに向かうも人、人、人で進めない。花火開始時刻は19:20、ブルーシー
トを敷いた桟敷席に着いたのは19:30頃。最前列、故に前方には大音量のス
ピーカーで五月蝿い。1人のテリトリーは約1m四方。花火を見上げる仰角は
10°~90°。前の行儀の良くない大阪のおばちゃん1人は仰向けに寝て観てい
る。正味2時間余の花火大会。復興祈願花火フェニックス、花火「故郷はひとつ
」、米百俵花火・尺玉100連発の見応えは十分。花火の響く音は単純だが、発
色、発光の変化、デザインは多彩。 最新の日本3大花火の一つを楽しんだ。

打ち上げエリア上空には3機のドローンが常時舞っていた。この花火後も大変。
退場が大変の人、人、人。最前列であり退場は最終番、添乗員の持つ発色プラカ
ードを目印に付いていく。はぐれるとバスに戻れず迷子。添乗員のスマホに連絡
する羽目に陥る。こうして終了1時間20分後の22:40バスは出発。
進まぬバス、高速を走り糸魚川ICを出たのがAM0:50。長野県北安曇郡の
白馬村の宿泊先にAM1:45着。シャワーを浴び、AM2:30就寝。
初めて利用したがツアー会社はCTR。同花火大会に協賛しており、花火のスポ
ンサー企業でもあり、同ツアー会社の団体客が目立った。添乗員は案内、説明が
親切で解り易くGood。大阪からのコースは幾つもあるようだ。今回参加した
人数は39名、7~8割が女性。内、単身参加者は5名ほど。
2日目:
11:00宿出発。目的地は一つ。安曇野の大王ワサビ農場のみ。
12:00着で2時間滞在、場内散策。場内で軽食。帰路、2つの道の駅に寄り
、農産土産を品定めのゆっくり行動。高瀬川沿線のバス移動で白馬岳、鹿島槍ヶ
岳などの北アルプス遠景が間近に迫る。16:00同宿に帰着。
3日目:
8:40宿出発。今日の行程は立山、黒部アルペンルート。長野県の扇沢9:3
0から黒部ダム、ダム上を歩き、黒部平、室堂から富山県側の立山に降りる。
電気バス、ケーブルカー、ロープウェイ、トロリーバス、高原バスを乗り継ぐ。
黒部ダムは当時は難工事、出水に阻まれも、良くぞ完工したものだ。(熊谷組)
黒部ダムの堰堤を歩き、ダム放水を眼下に眺める。観光のための放水。
標高2450mの涼しい室堂で2時間余の自由時間。ホテル立山で昼食後、室堂
・天狗平、弥陀ケ原トレッキングマップを片手にみくりが池を周遊、歩きにくい
石畳道である。多くの高山植物が咲いている。雷鳥を観たと言う人もいた。

アルペンルート入り口
室堂

一部区域では火山ガス噴出の立ち入り禁止。添乗員の事前説明ではこのアルペン
ルートは人気コース、人多く混雑予想と言っていたが、予想外に少ないとの感。
16:00に立山山麓バス出発、17:00富山駅着。18:20発の新幹線に
乗り、金沢18:43着。金沢19:08分発のサンダーバードで21:21分
京都駅着。我が家に帰着22:15分。物忘れ等のミスも無く順調な旅。
 今年は自治会の班長役。7月29、30日の自治会行事の夏祭りも無事終え、
この班長役の細かな仕事の合間を縫って旅に出た。続く猛暑日、畑と観葉植物の
保水管理に苦心のペットボトル補水作戦。帰宅後に早速散水、補水。影響無し。
 今回、未踏地の新潟県と思っていたが、白馬岳か常念岳登山の時、車で富山県
側に抜けていた。この時、新潟県の糸魚川市を少し走行したようだ。
北陸、東北地方の残り未踏地は山形県と福島県、何とか訪れたいものだ。

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