大和の寺巡り
天候の都合で1週間延期し、新車で昨年同様、大和路に向かった。昨年は高速道
を走れば速いだろうと有料道路を主に走行、今回は一般道のみの走行経路設定。
標準装備のナビ操作は未だ未熟、便利そうなAppleのCarPlayアプリを利用。
今回向かう先、目的地は3つ。茶道を趣味とする妙子さんの要望に沿った行動。
その目的地は先ず臨済宗の慈光院、茶道に纏わるお寺、そして有名な薬師寺と唐
招提寺の3つが今回の訪問先。薬師寺という旅の本も事前に買って調べている。
我がiphoneのマップアプリに3つの目的地をセット。各走行ルートが表示される
。有料道ルート、一般道ルートの候補ルートが3~4つ表示される。
事前にチェックして今回は一般道を主としたルートを選定。事前に距離、所要時
間を把握。その目的地を設定したiphoneを車内に持ち込むとBluetooth通信で車
と繋がり、iphone上の地図表示が車のディスプレイ上にも表示されナビ画面は
共有状態に。8:20出発、422、307、24号線を走り、朝宮、和束、宇
治の茶所で有名な茶畑ある山あいを縫って走る。和束川、木津川に沿って走る。
到着予想時刻通りの10時に慈光院着。客人は我等2人。広くて開放感のある書
院の間から庭園を眺める。間もなく抹茶が運ばれてきた。床の間の前に座り、庭
を眺めて一服のお茶を戴く至福の時間。くまなく建物内を巡り、庭を散策鑑賞。
書院内一角に古い茶室が2間、最古の茶室と有り、国指定の重要文化財とある。
古寺巡り、静寂で心落ち着く時間を二人で暫し占有。駐車場で1台の車と遭遇。
次なる目的地である近くの薬師寺に向かう。途中、奈良で有名な和菓子屋の菊屋
本店に向かうように指示が入り、茶道に用いる和菓子を汝は買い求めた。
次なる薬師寺も観光客は少なく、広い南駐車場に車は少ない。南門から境内をゆ
っくり巡る。金堂の両脇には創建当時のままで大修理を終えた東塔、消失再建さ
れた西塔の各3重の塔が並ぶ。再建され未だ新しい西塔に大講堂は建物の朱色に
金色が鮮やか。広々した境内に少ない観光客、ゆっくり観て回る。金堂に鎮座す
る薬師如来座像、両脇の日光、月光菩薩の薬師三尊の仏像。2つの立像は高さ3
m余、座像は2.5m余で銅製、表面に金鍍金がされていた7~8世紀の作。
1300年余前によくもこの様な均整の取れた美しい銅製の仏像が作られたもの
だと驚き、感心する。途中、境内を出て昼食に向かう。とその200m余の先に
は鑑真和上で有名な唐招提寺があり、昼食後に歩いて向かう。南大門から入り、
観光客は少なくゆっくり観て回る。が、金堂前には多くの人だかり。
撮影をしているようだ。近付くとスタッフの女性がはがき1枚を呉れた。BS日
本テレビ「ぶらぶら美術・博物館」番組のロケ中。山田五郎さん含むレギュラー
4人が見える。番組を観たことはないが、放送は7月19日(火)20時。
その国宝の金堂内には国宝の座像、立像が並ぶ。講堂、校倉造の宝蔵、経蔵等を
巡り、鑑真和上御廟へ。御廟前の脇には中国の趙紫陽首相が植樹した木があり、
中国人夫婦らしき見学者が興味を示す。そうして再び薬師寺に戻り、境内に再入
場して巡る。唐招提寺、薬師寺には多くの鉢植えのハスが目立ち、一部は開花。
鑑真和上が種を持ち帰ったとされる。今回訪れた有名2寺、多くの仏像、建物は
国宝で一帯は世界遺産に登録されている。この訪れた三寺で妙子さんは御朱印を
戴いた。こうして同じルートをナビに従い帰宅したのはナビ予定時刻の17時。
今日は連れ合いに対し、不要吵、Be quietを我、結構連発、連れ合いは満足のご
様子。余裕をもって無理せず、ゆっくり見て回れた。そして我が記憶上では何れ
も初めて訪れたお寺である。今日のウォークは約10,000歩。
*Episode
唐招提寺の境内を散策中、開山堂近くの垣根の上に厚さ1センチほどのファイ
ルが置いてある?!忘れている?!番組スタッフが。一寸中身を拝見、事細かな
番組シナリオ?! 記憶し、この筋に沿って発言?! 確認後スタッフに返却。