23年目の法事

両親の23回忌を父の命日に催した。うっかりミスで本来は昨年が23回忌。
母の23回忌は来年5月。この法事、次回は27回忌、33、37回忌と続くが
いつまで出来るかは分からない。引っ越し前の地では檀家では無かったが両親の
葬儀には近くのお寺さんにお願いし、その後の法事もお願いした。が、それから
暫くして小生より1歳年上の寺の住職は亡くなった。引っ越し先まで訪れますと
言っていたのだが・・・。この23回忌を催すにあたりその2ヶ月ほど前から同
じ宗派のお寺を周辺で捜し始めた、お寺さんと親しくなろうと。近くで良いお寺
さんは無いかと。が、この辺りに同じ宗派は少ない。仲人をして頂いた亡き恩師
の住む地域にあるお寺さんを探し、目星を付け、様子を伺ったが、高齢で芳しく
ない評価。亡き恩師の共通の話題が持てるかも知れないと思って。小生があの世
に行く時にお世話になろうとするお寺さんだが、結局見付からなかった。
今回も僧侶抜きの法事。今回はCDからスマホに替えてBluetoothスピーカーか
ら発する正信偈に合わせ3人で唱える25分。この法事、日本のいい慣習だ。
これを機会に親族が、兄弟が顔を合わせ無事を確認し、日頃の情報を交換する。
お袋は9人兄弟、盆正月、祭り、法事には実家へ親族一同がよく参集したもの。
11時過ぎから正信偈を唱え、お勤め後、いつもの料理屋から料理が届いた。
丁度、Go to eatも始まり、電子クーポンを早速活用。食事をしながらのいろい
ろな談笑、情報交換。今回、3~4の話題を事前に考えておいた。

多くは食べられない

先ず、年老いた妹に生前の両親の感想を聞きたかった。少し不満を持っているだ
ろうと予想して。予想通り、当時の家庭内の男尊女卑に不満。長男の小生を優先
し、少し差別したと。もう50年余前の出来事、体験を覚えている。
この日常の長男優先に対し、妹は日頃の不満から母親に一言を発して怒った。
この事件で母親は目が覚めたと言っていた。当時はこの男尊女卑の傾向が強かっ
た。親父が育った地域では特に感じたものだ。しかし、それ以外総じて良い両親
であったと予想通りの述懐となった。子供第一で自分を犠牲にして両親はよく働
いた。平和な戦後の働けば働くほどに豊かになった時代、どの家庭も同じだろう
が。これに対し、長女である妙子さんは今は亡き父親に不満を持ち、嫌う。
だが、彼女の話の状況から父親の立場を擁護する。寂しい思い、こう思っていた
のではないかと小生の思いを述べる、ズッと以前に。仲裁裁定の第三者委員会で
はないが、当事者ではない中立の第三者の視点で観て思った印象である。彼女は
我々の話を聞き、比較し、良い両親と感想を漏らす。小さい頃の小生は小児喘息
持ち、夜の発作の父の介護、愛情を覚えている。家庭は長男の小生を中心に回っ
ていたのだろう、辛抱強い妹は気に食わないことだが、今から思い起こせば。
我が娘の話も出る。妹は我が思いと同じ事を言う。第三者である娘の夫は、娘の
生い立ちを聞き、今の状態をどう思っているのだろう?!と。
談笑と美味しい料理に美酒で至福の時、年に4~5回は集合しているが、今後は
、今回も全員元気でよかったな、と無事を確かめ合う場になるだろうと言う。
来月14日、妙子さんお手前による本格茶会と我がスマホ教室をやろうと提案し
たが、妹の予定が立たず計画は流れた。 しかし、このコロナウィルス、多くの
人の行動を制限し邪魔するものだ、実にケシカラン。

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